「LPICって有効期限はあるの?」
「更新するにはどうすれば良い?」
「有効期限の確認方法は?」
この悩みを解決します。
LPICは、Linuxを操作するための知識・スキルを証明する重要な資格。
しかし、一度LPICの試験に合格して資格を取得しても、永久に有効なわけではありません。
この記事では、LPICの有効期限について解説するとともに、有効期限の確認方法や更新方法について紹介していきます。
資格取得後に忘れがちな「更新」について、よくわかっていないという方はチェックしてみてくださいね。
LPIC資格の有効期限は?
LPICで学ぶLinux関連のスキルは、技術の進歩と共に古くなりやすいため一定期間で更新が必要となります。
現在、LPICでは「5年」の有効期限が設けられています。
以下のそれぞれのケースごとに詳しく紹介していきますね。
- LPICレベル1(LPIC-1)を過去に取得した方
- LPICレベル1もしくはレベル2の片方の試験だけ合格している方
- LPICレベル2, 3を取得した方
ケース①:LPICレベル1(LPIC-1)を過去に取得した方
過去、LPICレベル1(LPIC-1)を取得している場合、資格を取得してから「5年間」が有効期限です。
せっかくLPIC資格を取得しても、5年以内に更新作業を行わなければ資格は失効してしまいます。
資格を維持するためには、再度LPICレベル1の試験に合格するか、上位レベルの資格を取得する必要があります。
ケース②:LPICレベル1もしくはレベル2の片方の試験だけ合格している方
LPICレベル1やレベル2では、資格を取得するまでにそれぞれ2種類の試験に合格する必要があります。
そのうちの片方の試験だけ合格している場合でも、その有効期限は「5年間」となっています。
5年以内にもう一つの試験に合格すれば資格を取得できますが、5年以上期間が空いてしまうと既に受かっている試験も無効となってしまうので注意しましょう。
ケース③:LPICレベル2, 3を取得した方
LPICレベル2、レベル3を取得している場合でも、有効期限は同じで「5年間」です。
上でも書きましたが、LPICレベル2を取得した場合、下位のLPICレベル1の有効期限も延長されています。
最後に上位レベルの資格を取った日から5年間、というのを意識しておきましょう。
LPIC有効期限の確認方法
次に、既にLPICを取得した方が、自身の資格の有効期限を確認する方法についても紹介していきますね。
あなたが取得したLPICの有効期限は、LPIの公式サイトから確認できます。
初めてLPICを受験する際に、このサイトでLPI IDを作成してアカウント登録をしているはず。
まずはそのアカウントでログインしましょう。
ログインした画面で下の方に行くと「認定証」という項目があり、この項目でLPICの有効期限を確認することができます。
下の画面は、有効期限が切れてしまっている例。
有効期限が切れていると、ステータスが「非アクティブ」となっていてせっかく取った資格が無効になってしまっていることがわかりますね。
LPICの有効期限を更新するには?
上でも書きましたが、LPICの有効期限を延長する方法は大きく分けて2つ。
- 同一のレベルの試験に再度合格する
- 上位レベルの資格を取得する
LPICレベル1やレベル2の資格を更新したい場合は、どうせなら更にステップアップして上位レベルの資格を目指してみるのが良いでしょう。
有効期限が過ぎてしまうと、その資格は無効となります。
そうなると、再度LPICレベル1の試験から受けなおすことになってしまうので注意してくださいね。
エンジニアにとって、資格取得後でもスキルアップは必須であり定期的に最新の情報をキャッチアップすることが重要。
Linux関連のスキルをあまり仕事で使わなくなった、という場合を除いて、失効する前に更新しておくのがオススメです。
普段から最新の技術・スキルを学びつつ、5年以内に資格を更新していくようにしていきましょう。
LPICの有効期限はある?有効期限を確認・更新する方法も解説!まとめ
この記事では、LPICの有効期限について解説していきました。
現在、LPICでは「5年」の有効期限が設けられています。
この有効期限はLPICのどのレベルの資格であっても基本的には同じ。
同じレベルの資格に再度合格するか、上位レベルの資格を取得すれば有効期限は更新されます。
あなたが持っているLPIC資格の有効期限がいつなのか、はLPIのサイトでログインすれば確認することができます。
けっこう前にLPICを取得したという方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。